つい先日、クリスマスケーキの食品ロスの問題を取り上げたかと思ったら、時がたつのは早いもので、もう節分の時期になってしまいました。
恵方巻を買ってきました
近くのスパーに寄ったら恵方巻が売っていたので、買ってしまいました。
たぶん人生で初だと思います。
私が住む関東では、食べる文化はなかったと記憶していますが、いつのまにかお店で見かけるようになりました。
今年は、西南西の方角らしいですよ。
スーパーには大量に売られていた
クリスマスケーキや恵方巻のように、ピンポイントのイベントの物は食品ロス(フードロス)の問題を抱えています。
大量に作って、消費しきれず廃棄される、という問題です。
最近では、イベント終了後に安く販売されることもあり食品ロスへの意識は高まってきているとは言え、まだまだ消費できないという状況です。
アンケートの結果が
イベントが終わった後、何割引きだったら購入しますか?
という面白いアンケート結果がありましたのでご紹介します。
5割と答えた方が35%と最も多いですね。
「無料」と「いらない」で合計21%もいるというのが驚きました。
裕福な方が結構いるんだなぁという感想です。もしくはイベントを大切にしているのでしょうか。
私が購入した恵方巻は300円くらいでしたが、なんでしょうね。1本だと物足りなくて、たぶん2本だと多い感じの量ですよね。
自分で作るとなったら300円以上かかるのでしょうが、季節を楽しむという意味では少し物足りなくても十分な感じです。
食品ロスの削減の推進に関する法律
みなさん知っていますか?
「食品ロスの削減の推進に関する法律」(略称 食品ロス削減推進法)が、令和元年5月31日に令和元年法律第19号として公布され、令和元年10月1日に施行されています。
法律で決めなきゃできないというのが悲しいことではありますが、この法律じゃなかなか進まないという現実もあります。
この法律は、「削減しましょう~」というだけで、食品が廃棄されないようにするための社会的な取組として任せられています。
下記の施策で、具体的に何か進みますかね?
- 消費者、事業者等に対する教育・学習の振興、知識の普及・啓発等 ※必要量に応じた食品の販売・購入、販売・購入をした食品を無駄にしないための取組等、消費者と 事業者との連携協力による食品ロスの削減の重要性についての理解を深めるための啓発を含む
- 食品関連事業者等の取組に対する支援
- 食品ロスの削減に関し顕著な功績がある者に対する表彰
- 食品ロスの実態調査、食品ロスの効果的な削減方法等に関する調査研究
- 食品ロスの削減についての先進的な取組等の情報の収集・提供
- フードバンク活動の支援、フードバンク活動のための食品の提供等に伴って生ずる責任の在り方に 関する調査・検討
海外の法律
アメリカでは、フードバンクなどに寄付された食品に問題が生じても、故意や重大な過失がなければ寄付した人に責任を問わないと決められていて、多くの寄付を促すような施策がとられています。
フランスでは、大型スーパーなどで売れ残った食品を廃棄してはならない(原則)と定めた法律があり、違反すれば罰金が科される仕組みになっています。
日本は、食料自給率が35%~40%くらいと言われています。
おかしくないですか?食料の60%くらいを海外から輸入しているのに、何百トンという量で廃棄されるという、なんともコスパが悪い国なんです。