プラスチックが自然界の中で細かくなることで、マイクロプラスチックと呼ばれる粒子になりますが、
マイクロプラスチックの分類
一次マイクロプラスチック
プラスチック製品を製造するための原料としてプラスチック粒（ペレット）や洗顔料・ボディソープ・歯磨き粉などに使われるスクラブ剤、工業用に使われる研磨剤など、製品そのものではなく生産の前段階の原料から発生するマイクロプラスチックを一次マイクロプラスチックと言います。
二次マイクロプラスチック
海に流されたプラスチックごみが、紫外線によって劣化して脆くなり、波の作用や岩などへの衝突などで壊れて段々と細かい断片になる結果、マイクロプラスチックを二次マイクロプラスチックと分類します。
家庭におけるマイクロプラスチックの発生源
家庭では多種多様のプラスチックが使われているため、すべてがマイクロプラスチックになる可能性があります。
例）ハンガー、食品用トレイ、プリンター、バケツ、洗剤ボトル、屋外玩具、灯油タンク、レジ袋、ラップ、紙パック飲料などの内外面、ホース、水道管、合成皮革、ペットボトル、卵パック、包装フィルム、衣類の繊維、ストロー、ペットボトルキャップ、文具、医療器具
最近では、衣類の洗濯による合成繊維の脱落に注目されています。1 mm未満の粒径のマイクロプラスチック汚染の大半が脱落した合成繊維から構成される可能性があることが示唆されています。
