本業は残業も多く時間的に調整が難しいこともあり、できる副業は限られてきます。
その一つでアフィリエイトやブロガーといったインターネット上で副収入を得る方法がありますが、副業になるのか疑問だったので、社則も含めて調べてみました。
結論的には、アフィリエイトは副業ではなかった!
あくまでも、当社の場合です。
「副業」と「副収入」は別物ですよ、と言うことです。
社則の禁止事項として、副業に関することは2つ。
- 会社の許可なく他の会社や団体の役員に就任
- 他の会社の社員として労働契約、または営利を目的とする業務に従事
詳しくご説明します。
会社の許可なく他の会社や団体の役員に就任
会社を含む他の団体に所属し、収入を得ることはNGです。
ただし、会社の許可があればOKです。が、取締役などは外部の団体であったり子会社の役員だったりするための逃げ道であり、一般の社員レベルでは、他の団体の役員になるということは稀ですので、基本的にはNGと考えて良いですね。
問題は収入を得なければ良いのか?という点ですが、収入がなければバレることもほぼないですが、例えば「学校のPTA役員」(笑)こんなの禁止されても困りますからね。
基本的には収入がなければOKとなります。
例外的に、宗教団体に所属することはどうなのか?これは日本には信教の自由がありますしセンシティブな事項なので会社からの気持ち良い返事は得られませんでした。
他の会社の社員として労働契約、または営利を目的とする業務に従事
こちらの項目では、完全に副業を禁止している書き方です。
社員として労働契約はわかるとして、「営利を目的とする業務」というのは、アルバイトや日雇いの仕事なども該当するのでNGです。
ウーバーイーツもできないですね。
最近はやっているクラウドソーシング などはグレーで、請負契約をしているとNGです。営利を目的としていたらNG。クラウドソーシング は営利目的なので、基本NGと言うことになります。残念。では、アフィリエイトが副業かどうか?
社則にあるような項目に該当するか?は、副業には該当しません。
別に団体に入っているわけではなく、労働契約もしていない。目的は営利だけど業務ではないということになります。
これが私の会社の見解でした。まぁ会社の担当がアフィリエイトを知らなかったので説明に苦労しましたが。。
副業かどうかのポイント
私の会社の社則の場合は、「就任」「労働契約」「業務に従事」といった言葉が並んでいますが、言ってしまえば「浮気はダメよ」と言うことですよね。
例えば、株で利益が出た場合。キャピタルゲインでもインカムゲインでもどちらでも同じですが、別に会社がとやかく言うことではありません。
不動産投資も同様。毎月給料以外の収入があっても会社には関係ありません。
ただ、どんな収入でもある程度の収入になれば税金は払う必要はあるので、脱税なんかするとコンプライアンスに抵触して懲戒処分になったりするので申告は必要です。
アフィリエイトもそれらと同様で、趣味でブログを書いて収入を得ているのは、税金さえ払っていれば会社はまったく関係なしです。
「副業」と「副収入」は切り離して考えてOKです。
2018年くらいに組合に、副業解禁の要望を出した結果
世の中、副業促進の流れなので認めて欲しいと要望を出した際、会社側からの回答を得られています。2018年なのでちょっと早かったか?とは思いましたが。
以下、回答
→国の政策もあり世間は副業・兼業を促進する方向だが、労働法の整備等が追いついていないため情報を収集は継続する。
現在、副業・兼業を許可している企業の割合は1 割程度との調査結果で、まだ一般化しているとは言い切れないので、現時点では認められない。
禁止の目的は、本業業務への影響や情報漏洩、労働時間のコントロールなどを考慮。
確かに、副業した場合の労働時間のコントロールはどうやってやるか?というのは難しい問題だなぁと。
説明では、本業+副業の労働時間の合計のチェックが必要と言うことなので、副業の会社から本業の会社に労働時間を伝えて、本業の会社では残業を調整する必要が出てくるので、すごく負担が増えるということです。