COP25で化石賞を受賞

マドリード(スペイン)で開かれている第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)でオーストラリア、ブラジルと共に化石賞を受賞しました。

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化石賞とは

地球温暖化対策に後ろ向きと認定された国に贈られる不名誉な賞

1999年の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP5) から始まった、本日の化石賞(Fossil of the Day)のことです。

イグノーベル賞は、名前こそ不名誉ですが、実質的には人々を笑わせたり考えさせられたり、好きなことをとことん突き止めた方に送られているので、賞すべきだとは思いますが、この化石賞は考え方や活動での評価ですので、喜ぶべきものではないですね。

COP25での受賞の理由

某偉い方が、石炭火力発電に関して、「石炭開発、化石燃料の発電所というものは選択肢として残しておきたいと考えております」という発言をしたことが、温暖化対策に後ろ向きをいうイメージを強く与えたということです。

化石燃料の発言で化石賞を取るなんて、さすがです。

化石賞の歴史

化石賞は、1999年の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP5) から始まりましたが、実はこの年も日本は受賞しています。

「森林吸収量と2013年以降の取り組みの議論の内容」が理由です。

化石賞には、「本日の化石賞」、「年間の化石賞」があり、本日の化石賞では、毎年、開催期間中に1位~3位で選ばれる場合があるため、かなりの国が選ばれることになります。

とはいえ、日本は常連国なので、不名誉には違いありませんが。

小泉環境大臣なってマスコミのターゲットになっている感がしますが、これまで受賞実績から考えると「異常なことではない」。小泉環境大臣が何かやらかしたわけでは無いのにニュースに取り上げられるのは気の毒ではあります。

しかし、ニュースになれば良くも悪くも注目され、皆さんがCOPや温暖化などに興味を持ってくれることになるので、ある意味、小泉さんは環境大臣として役割を果たしている気がします。

問題は

温暖化対策が、政治的に利用されていたり経済的に利用されていたり、本質的な活動が出来ていない点は改善していかなければいけませんね。

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