砂漠とはどんなイメージをお持ちですか?
身近にありませんし、写真のようなイメージかと思います。近年は中国の黄砂が日本にまで風に乗って飛んでくることがあるので、何かしらの影響を受けている方も居るかもしれませんね。
砂漠とは
砂漠とは「雨があまり降らず降雨量よりも蒸発量の方が多い。気温の日較差が激しく、水分も少ないため植物がほとんど生息できない土地」のことを砂漠と言います。
年間降水量と砂漠
年間250mmが砂漠気候の地域ですが、レベル分けするとこんな感じです。
極砂漠:年間降水量 25~100mm
砂漠 :年間降水量 100~250mm
半砂漠:年間降水量 250~500mm
日本では近年は異常気象により、ゲリラ豪雨とか観測史上~とかニュースになっていますが、だいたい1700~1800mm/年の雨が降りますので、砂漠がいかに雨が少ないかわかるかと思います。
砂漠の種類
ひとことに砂漠と言っても、実は砂漠にはいくつかの種類があります。
岩石砂漠
岩石が露出し、岩屑が散乱している砂漠で、地球の砂漠の90%くらいは岩石砂漠です。このページの冒頭の写真のような砂漠は実は少ないのです。
礫砂漠
岩石砂漠の中で礫に覆われたエリアのことを言います。礫とは2mm以上の粒で、砂よりも大きい物です。
小石がゴロゴロしているような砂漠というイメージです。
砂砂漠
岩石砂漠の周辺に分布する。砂礫で出来ている。砂漠というと「砂」のイメージだと思いますが砂砂漠はサハラ砂漠の20%のみだと言われています。
砂漠地帯のすべてが岩石、礫、砂と種類が決まっているわけではなく、混在しているような状態です。