捨てられる農産物が水不足の農地救う インド若手起業家、エコポリマー商品化へ 沖縄の大学院で研究

スポンサーリンク

エコポリマーは造語?

エコポリマーって何だろうと思い調べてみましたが、会社名であったり、エコポリマー加工という「木製品の防水加工する商品名」が検索結果として出てきますね。

要は、吸水性ポリマーを言っていると思いますが、防水加工と勘違いしてしまうような記事の書き方は混乱しますね。

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の起業支援事業の一環で、インド出身の起業家プーラン・ラジプット氏(26)と、ナラヤン・ガルジャール氏(21)が、農作物残さを使った自然由来のエコポリマー(高分子吸収体)開発に励んでいる。土に混ぜると、ポリマーの約50倍の重さの水分を吸収し、保つことで水不足地域での農業支援にも期待できる。農作物の栄養分も含むことから肥料としての活用もできる。3年以内に商品化し、県内で製造して近隣アジアへの販売も目指す。

沖縄タイムス 2020/1/4ニュースより
沖縄タイムス 2020/1/4ニュースより

吸水性ポリマーの可能性

赤ちゃん用おむつとか生理用ナプキンとかに使われる、水分を良く吸ってくれるポリマー樹脂のことですが、水分を吸って保持しているため、以前から砂漠地帯での緑化に効果があることで知られています。

ポリマーは石油から作られますが、砂漠の緑地化に使われた場合、影響が読めていないところがあります。

今回のニュースでは、このエコポリマーを農作物の残さから作ったことが評価されています。パインやシークァーサー、バナナの皮などは土にかえりますから、ポリマーよりは安心でしょうね。

今回は、砂漠の緑化ではなく、農業に利用していくための開発ということですが、砂漠の緑化にも期待はできそうです。

商品名は、エコポリマーじゃないですよね?ポリマーは環境に良いイメージがないので、違う名前にしたほうが良いですよね。

また、「エコ」ってつければ環境に良さそうなイメージがあるから、とか、商売の道具に使う気なのかな?

ちなみに、「エコポリマー」は2020/1/5時点では商標登録されていないみたいですが。

タイトルとURLをコピーしました