今日はクリスマスイブです。
皆さんのお宅にはサンタクロースは来ましたか?
サンタさんと言えば、フィンランドですが、今日はフィンランドにおける環境教育について、ご紹介したいと思います。
フィンランドは教育大国
フィンランドは世界的な教育大国で、授業料が掛からないと言われていて、学力も世界一と言われるほど教育に熱心な国です。
そんなフィンランドでは、授業は月曜~金曜日の週5日行われ,1コマ45分の授業を,0~2年生は1日4コマ,3年生は5コマ受けます。大体日本と同じような感じだと思いますが、その中に「環境教育」というものが入っているのが特徴的です。
フィンランドでは、自然環境を保護する取り組みが盛んなため、学校の授業に取り入れられているという事です。
フィンランドの環境問題
フィンランドは北欧諸国の1つであり、非常に寒いイメージのある国ですが、実は湿度が低いため体感的にはそれほど寒くない国と言われています。
そんなフィンランドの環境問題としては、製造業や発電所からの「大気汚染による酸性雨」「工業用水や農薬による水質汚濁」「生息地の喪失による野生動物の減少の危機」など、昔の日本を思わせる例があげられます。
これらの環境問題に対し、近隣他国と残留性有機汚染物質に関する条約を結んでおり、京都議定書にも調印し、2002年に批准しています。
また、フィンランド国内には原子力発電所がありますが、、オンカロ処分場というところが2020年に開設される予定で、開設されれば世界初の使用済み核燃料の最終処分場となってしまいます。
フィンランド西岸のオルキルオトには、2基の原発があり、高レベル放射性廃棄物を半永久的に地中に埋める最終処分場が建設されています。
日本の核廃棄物最終処分地
日本では、青森県六ヶ所村に「六ヶ所高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター」という施設があります。
地層処分の前工程の冷却状態で保管されるため、一時保管施設の扱いですが、フィンランドの最終処分場が完成したら、移されるのかも知れませんね。
メリークリスマス!