水質汚染について

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水質汚染とは

水は本来、自然の中で循環しその過程で浄化されます。
人の生活や工業の発展・公害などにより、自然の力では浄化できない状態になり 水質汚染と言う状況になります。

水質汚染の原因

いくつかの要因があります。

生活的

日常の生活で出る排水には有害な物質が含まれることがあります。 洗剤や汚水などが水質汚染を引き起こしている割合は比較的高いようです。

工業的

家庭からの排出水とは違って工場の排出水にはさまざまな汚染物質が含まれることがあります。
水質汚染を防止するために1970年に「水質汚濁防止法」が成立しており、 この法が出来てからは、有害物質の排出は改善されました。

農薬的

ゴルフ場の芝生に使われる肥料や農薬による水質汚染が深刻な時期もありましたが 農薬取締法や市町村の監視の強化などで改善されました。

水質汚染の影響

私達の生活の中にあるキッチンやお風呂の油、洗剤などが水を汚す大きな原因とも言われていますが 自然環境にどのような影響を与えているのでしょうか?

家庭での排出水が最終的に海に流れると、赤潮が発生しやすくなり、酸素が大量に消費されます。
酸素が少なくなると、水中の生物は酸欠で死んでしまいます。もちろん私達は日常的に食す魚介類もです。 私達の生活排水が、自分達が食べる魚達を苦しめているのです。さらに汚染された魚を食べることになります。 悪循環ですね。

このお魚新鮮!なんて言ってられなくなります。

工業的には・・・
1950年代後半には、熊本県水俣市の工場からの排水にメチル水銀が含まれ、 近隣の住民に被害をもたらした「水俣病」と言われる公害が起きています。
飲料水や汚染された魚を口にした為、体内に有害物質が蓄積され発病しています。

日頃私達が口にする水に関係していますので、水質汚染は直接的に私達に影響してきます。

水質汚染の対策

工業的な原因は「水質汚濁防止法」によりある程度の規制がありますが、家庭からの排出水は お構い無しに排出されます。

規制が無いからこそ!
私達はの日頃の生活の中で、水質汚染の原因を作らないように注意しなければならないのです。

•天ぷら油は固めて捨てる
•フライパンの油はティッシュやキッチンペーパーで拭き取ってから洗う
•洗剤の使用を減らす

などなど・・・
私の故郷には霞ヶ浦があります。かなり汚れていた時期もありましたが 近隣の住民などの協力により、今は大分きれいになったようです。
一度汚してしまうとキレイにするのは大変です。普段から汚さないように心がけることが 大切です。

飲み水が無い

地球の7割が海と言われていて、海は塩こそ混じっていますが水です。 水の惑星「地球」では水不足が予想されています。
生活に使用できる水と言うのは地球上の水の0.8%しか無いようです。 (地球と水の科学館 地球編)
もし技術の高い宇宙人がいたら、

「地球って水の惑星なので水不足って笑えるね」
などと言っているかも知れませんね。

日本では蛇口から普通に水が出ますが、世界中には水を飲めない人々も居るのです。
水は命の源です。
大切に使わなくてはなりません。

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