土壌汚染について

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土壌汚染とは

土壌汚染は水質や大気と同じく典型7公害のひとつと言われています。
揮発性有機化合物や重金属、油などが土壌に染み込むことで土壌汚染が起こります。

土壌汚染の原因

化学工場、自動車工場、ガソリンスタンドなどの跡地などが良く汚染されています。水銀やひ素、PCBなどマスコミ等でも騒がれ社会的な問題となりました。
工場などで、作業中に薬品やガソリンなどをこぼして土に染み込んでしまうことが大きな原因と言われています。
また土壌汚染は水質や大気に比べ、汚染の拡大がかなり遅いです。汚染の原因が何年も前の工場由来の物であったり、近くの工場などから時間をかけて広がってきたりと言うことがあります。

土壌汚染の影響

まず、私達に直接関係があるものとしては、地下水です。
汚染物質が地下水まで到達し、それを口にする私達の健康を害する恐れがあります。
都心部では上水が整備されていますが、地方の一部では地下水を使用している地域もありますので心配です。
また、揮発性物質ですと、その土地に住むだけでも影響が出る可能性も考えられます。
私の実家でも10年位前までは地下水を使用していました。
次に、直接は関係がないのですが、金銭面に関わることです。
まず、汚染を浄化するためには莫大な費用が掛かります。汚染されていると固定資産としての価値が下がります。
水質や大気と違い、土地はお金を払って買うものです。お金が絡むと怖いですからね。

土壌汚染の対策

ネットで「土壌汚染対策」と調べると、汚染されてしまった後の対策がたくさん出てきます。2003年2月には「土壌汚染対策法」が施行され、責任の所存を所有者に、と言う様なことも盛り込まれています。
このような流れを見ていると、汚染しないように対策をするのではなく、汚染されることが前提で、汚染されてしまった場合の対策が一般的のようです。
それだけ、汚染しないように対策をするのは難しいようです。

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